東海大学の野球部の大麻事件で水谷氏は教育だから連帯責任ありと言っているようだ。夜回り先生なんて言われて子供と向き合っている姿に感銘を受けたが、今回は非常にがっかりである。

 水谷さんの体験では、周囲の友達が進んで辞退してきたという美しい話があるようだがほんとうかな?

 連帯責任と言うのが、長年教育に携わってきた者として全く理解できない。大麻をやらなかった者が何で処分されなければならないのか。友達であれば進んで連帯責任を取るべきであるという水谷氏は、教育界から去った人である。確か議員か何かになったような気がする。本物なら議員にはならない。
 
 連帯責任は前世紀の遺物だある。個人が尊重される現代社会において、未だに連帯責任なんて言っている人がいるとは思わなかった。まして、それが教育だなんてとんでもない暴論である。
 連帯責任での処分は、「教育で罰ではない」とは正にすり替えである。自分が何も関わらなかったのに処分されることのどこに教育効果があるというのか。聴きたいものである。

 そんなことをされたら、筆者なら不公平感しか持たない。それを心が出来ていないからと言われればそれまでであるが、心が出来ている人がどこにいるのかと問いたい。

 処分と教育の区別もつかない人に心の云々はして欲しくはない。

 久々に呆れた話である。